10月に開催されたセミナー内容 セレクトされたワイン紹介
ニコラ・ワインセミナーのテーマは、
「ブルゴーニュを学ぶ」
今回はワイン産地の最強ライバル、ボルドー人ニコラが
ブルゴーニュを勧める!褒める!貴重な回です
ブルゴーニュはフランスの東部に位置し南北約300キロに渡る産地で、ボルドーと並ぶ世界最高峰の銘醸地として知られます。赤白比では4分の3が赤ワインで、最南部のボジョレ地区だけで約半分の生産し、かつボジョレ地区はほぼ全量が赤であるため、ボジョレを除くブルゴーニュの赤白比はほぼ半々です。
単一品種で醸造を行うのがブルゴーニュの流儀で、赤のピノ・ノワール、白のシャルドネという最重要品種のほか、南北に細長いブルゴーニュでは、各地区毎に個性のあるワインを生産しています。
今回皆様と共有しましたワイン
泡
・シャンジー・クレマン・ド・ブルゴーニュ・ブリュット
Chanzy Cremant de Bourgogne Brut
世界的に有名なブルゴーニュの数多くのアペラシオンのワインを生産するメーカーのクレマン。コートシャロネーズの葡萄:アリゴテ60% ピノ・ノワール30% シャルドネ10%を使用。瓶内で最低18ヶ月熟成。(シュール・リー)限定量をプレス。繊細で華やかさを持った味わいです。
白
・フィリップブズローブルゴーニュシャルドネ 2021
Bourgogne Chardomnay 2021
ムルソーで9世代に渡って長年受け継がれてきた家族経営のメゾンです。厳格なリュットレゾネを実施しており、化学肥料や除草剤、殺虫剤などは一切不使用。古き良き自然、生態系や人に影響を与えない持続可能な栽培を実践しています。繊細でアロマティック、フレッシュな白い果実が心地いい。
赤
・ビヤールゴネ ブルゴーニュピノノワール 2020
Billard Gonnet 2020
ビヤール・ゴネはこの地に250年以上もの歴史をもつポマールの名家です。葡萄栽培は以前より除草剤や化学肥料不使用にこだわり圧搾には1930年代から大切に使用されている木製のバスケットプレス機が用いられ製法にこだわりを通しています。ピノノワールでも近隣の畑で栽培されるブドウを使用、深みのある味わいにタンニンも程よくあり、バランスの良い味わいです。
・DLモンテリー 2016
Monthelie sous roche 2016
今やブルゴーニュ屈指の醸造家となったドミニク・ローラン。葡萄の栽培は全て有機農法を使用し樹齢の古い畑を主体です。多くの樹齢は、80年以上。醸造の際に補糖しないため葡萄そのものの味わいが活かされます。このモンテリーは、素晴らしい色合いと凝縮されたアロマ、密度のある果実味。既にリコリスの香りや紫の色合いが美しい。
・DL ボーヌ 1er V,V 2016
DL Beaune 1 er V.V 2016
今やブルゴーニュ屈指の醸造家となったドミニク・ローラン。葡萄の栽培は全て有機農法を使用です。多くの樹齢は、80年以上。醸造の際に補糖しないため葡萄そのものの味わいが活かされます。ボーヌプルミエクリュは、このドメーヌのフラッグシップ的存在で野生のさくらんぼの香り感じ、次にボーヌの細やかな葡萄の粒。特有のアロマが感じられます。
コース料理メニューのご紹介
・馬肉のタルタルとキャビア
・タピオカチップと根セロリのクリーム
・海老、帆立貝柱、アワビのジュレ寄せ
・玄海産クエのロースト キノコのヴルーテ
・佐賀県産牛肩肉の赤ワイン煮込み
・栗とカシスのモンブラン/コーヒー
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今回の赤ワイン、特に4杯目モンテリーと5杯目ボーヌは共に大変飲み頃の良いビンテージでした。日本人にとりわけ好まれているブルゴーニュで、人気のメーカーは近年、価格も高騰しています。本日も選りすぐりの高級なワインを最高のペアリングのお料理とともに。至福のひと時を皆様に楽しんで頂きました。
また今回は、LOVE FM 「music x serendipity」の
パーソナリティsakikoさんも参加してくださいました。
sakikoさんは、9月からLOVE FM で毎週木曜日17:50頃から放送されています
「福岡ワインストーリー」の11月16日(木)に出演して頂きます。
ボージョレ ヌーヴォーをテーマにニコラとトークさせて頂きヌーヴォー解禁日と重なりとても楽しみな回となります。
ぜひお聴きください♪ 11/1617:50 ON AIR