2月のテーマは
『ボルドーVsモルドバ東ヨーロッパのワインを楽しむ』
ゲストに、日本国内のモルドバワインシェア8割を誇る輸入企業AGRI社の
成田敦和氏を招き、
モルドバワインの魅力を伺いました。
日本では珍しいモルドバワインと仏ボルドーワインを対決方式で飲み比べ。
泡、白、赤、料理は公正を規して、オーソドックスなお料理を合わせました。
モルドバの面積は九州くらいで、人口は約300万人。5人に1人は
ワインに関する仕事に携わっています。ボルドーやブルゴーニュと緯度が近く
気候が似ていて土壌に恵まれ良いブドウが採れるので、
古からワイン文化が根付いた地域です。
7割が白ワイン、数量は少ないですが、赤やスパーリングも生産しています。
ワインに向く土壌や気候で元々良質な葡萄が採れるうえ、
物価や人件費が安いため、人の手で丁寧に作られています。
今回皆様と共有しましたワイン
【泡】
◆モルドバ
「ラダチーニ・スパークリング・リザーヴ・ブリュット 2018」
瓶内二次発酵で製造。シャルドネ7割。2,000本しか製造されず、
日本に入るのは僅か100本程の希少品。ビンテージのため泡は落ち着いている。
◆ボルドー 「アクセルドヴァロンブリュット」
黒葡萄が主体。ピノノワール7割シャルドネ2割。
シャンパンらしい泡のきめ細かさ。ライトな色味とすっきりとした味。
【白】
◆ボルドー 「フィリップブシャール シャブリ」
火山灰の上に育つシャルドネはミネラルが豊富。
酸味があり蜂蜜のような香り。脂ののった魚料理に。
◆モルドバ 「ラダチーニ・リザーブ・ホワイト2018」
樽熟成されバターのような甘い香り。アフターテイストも長い。
グラタンなどバターやチーズ料理との相性がよい。
【赤】
◆モルドバ 「ベッサラビア・バリック・シルバー・カベルネソーヴィニヨン2016」
“あし”がしっかり出る。干しプラムの香り。黒土のミネラルがしっかり含まれている。
◆ボルドー 「シャトー オーラグランジュ」
プラムのような味わい。アフターテイストが長く、ワイン単独でも満足できる一杯。
コース料理メニューのご紹介
【コース料理】
・カリフラワー玉子 キャビア
・ホワイトアスパラと活イサキのサラダ仕立て
・鰆と春野菜のロースト
・佐賀牛肩肉の赤ワイン煮込みと黒キャベツのパイ包み
・チョコレートのムースとオレンジのソルベ/コーヒー