2024年10月26日に開催しましたニコラ・ワインセミナーのテーマは
『秋の味覚とブルゴーニュワイン』

高級ワインのイメージが強いブルゴーニュワイン。
パリの南に位置するブルゴーニュは、300kmにわたる細長い産地。ブドウは、ピノノアール、ガネ。シャルドネ、アリゴテの4品種が育っています。
ボルドーは最低でも3品種をブレンドしてワインを作りますが、ブルゴーニュはすべて1つの品種で作っています。しかし、味は画一ではなく、育った土壌によって変わる独特の香りが違いを生み出しています。
畑の大きさは平均1haしかなく、小規模だからこそ個々の畑が、1つの品種で土づくり=ワインづくりで個性を出しています。

ブルゴーニュワインは人気が高いものの、生産量はボルドーの3分の1しかなく、世界的に供給が足りていません。
ブルゴーニュのボージョレ地区のワインが11月の第3木曜日に解禁されるボージレ ヌーヴォー。ブルゴーニュの6割のワインがこの祭りで売り切れてしまいます。残りの4割が高級ワインとして争奪戦になっています。なかでも、1本ン十万円するような高級ワイン、たとえばロマネコンティはブルゴーニュワインの中での生産割合は数パーセントしかないため高騰します。結局、ブルゴーニュワインは有名な割に、多くの人たちが口にできない残念なことになっています。
今回は、そんな、香り高く繊細なブルゴーニュワイン6種とペアリングする季節のお料理をお楽しみ頂きました。

今回皆様と共有しましたワイン

【泡】

サンシャルニー No,56クレマン ド ブルゴーニュBB
辛口/仏ブルゴーニュ
デリケートで泡が上品。1級畑のシャルドネでできたスパークリング。

【白】
カーヴ ド リュニーブルゴーニュ シャルドネ
辛口/仏ブルゴーニュ
ブルゴーニュの中にある組合の醸造会社が大きなタンクを使って新しいシステムで作っているワイン。

ジャン フルニエ マルサネ キュヴェ サントゥルバン
辛口/仏ブルゴーニュ
色がよく香りも高い香水のようなスペシャルワイン。

【赤】
ブルゴーニュ ルージュ レゼルヴ 
辛口/仏ブルゴーニュ
ピノノアール100%。果実味が強く、香りを楽しめるワイン。

ジェラール セガン ジュヴレ シャンベルタン レ クレ 
辛口/仏ブルゴーニュ
10mの深さのところにある岩の中に存在するバクテリアやミネラルが影響して
味が豊富になる。世界が認める有名ワイン。香りが強い。

アルマンジョフロワ ジュヴレシャンベルタン
辛口/仏ブルゴーニュ
粘土質を通った後のワイン。色が濃く、ボディは強く渋みがあり、アロマも高い。

コース料理メニューのご紹介

◎フロマージュ ド テット

◎燻製サーモンとタラバガニ 旬菜のプレッセ

◎秋王 と 蕪、カボス

◎イシモチのカダイフ包み セップ茸のソース

◎蝦夷鹿の炭火焼 梨のソース

◎和栗のモンブラン/コーヒー