1月のテーマ  Le vin
『ボルドー出身ニコラが教える産地ごとの美味しさの魅力』

福岡市はワインの消費量年間6.5ℓ/人で全国1位
ワイン店の数も政令指定都市の中で1位です
そんなワイン文化が根づく福岡市と姉妹都市である
仏ボルドー市は世界有数のワイン産地です。
ボルドー出身の醸造家ニコラがセレクトしたワインをご提供し、
産地ごとの美味しさの魅力をご案内しました。

ブランドやパッケージにこだわりすぎると
本来の味や香りをどうしても見失いがちになり勿体無いです。
瓶やエチケットが少し野暮ったくみえ
日本人がなかなか手にしなかったビンテージの
美味ワインなども、今回はセレクトしました。

【泡】
①ア ベルジェール シャンパーニュブリュット オリジンN.V.  
A. Bergère Champagne Brut Origine NV
 
<辛口/仏シャンバーニュ>

チョーク質の表士と粘土質が混ざり合う土境で、 シャルドネ特有のふくよかで芳醇な丸みが生まれます。 そんなシャルドネを70%と贅沢に使用。 際立つエレガンスと塩味を帯びたテンションに、 ピノ・ノワールの肉厚な骨格が完璧に調和しています。 黄金色のリンゴやパンのニュアンスがあり、 ミネラル感溢れる爽やかなフィニッシュが食欲をそそります。

シャルドネ 70%、ピノ・ノワール 20%、ピノ・ムニエ10%
評価: 91/100 (Jeb Dunnuck), 90/100 (Wine Spectator), 4.0/5 (Vivino)

【白】 ②クロデリュヌリュヌダルジャンブラン 2023  
Clos des Lunes Lune d’Argent 2023
 
<辛口/仏ボルドー>

深い砂質と石灰岩基盤の礫質土壌。 通常は貴腐ワインに使われる最高級のテロワールから、 ボルドー最高峰の辛口白ワインを生み出しています。
セミヨン(70%)がオイリーな質感と 驚異的な熟成ポテンシャルを与え、 ソーヴィニヨン・ブランが輝きを添えます。 口の中で横に広がるようなボリューム感と、 力強いミネラル感が特徴で、 長く持続性のあるフィニッシュは魚介料理に最適です。 ボトル形状は、 太陽の貴腐ワインに対し月(Lune)を象徴しています。

セミヨン 70%、ソーヴィニヨン・ブラン30%
評価: 93/100 (James Suckling), 92/100 (Jeb Dunnuck)

③レ・ザルム・ド・ラグランジュ 2021  
Les Arums de Lagrange 2021
 
<辛口/仏ボルドー>

赤ワインで有名なサン・ジュリアン地区産。 1996年、シャトー・ラグランジュが この地で途絶えていた白ワイン造りを復活させました。 メドックの伝統に新たな光を当てた先駆的な一本です。 希少な「ソーヴィニヨン・グリ」をブレンド。 通常の白にはないリッチでスモーキーな質感と、 密度の高いエキゾチックフルーツの香りを生み出しています。

ソーヴィニヨン・ブラン 72%、ソーヴィニヨン・グリ11%、セミヨン 17%
評価:93/100 (CellarTracker 平均) 

 【赤】
④シャトー・ポタンサック 2022  
Chateau Potensac 2022
 
<辛口/仏メドック>

日本に1000本程しか入らない限定品。 石灰質の磔質丘陵で、強固なタンニン構造を持つワインが育ちます。 「真のメドック」と評される、純粋で力強いスタイル。 2022年は乾燥した夏によりブドウが凝縮し、 アントシアニンが豊富な歴史的ヴィンテージとなりました。 力強く長い余韻が続き、デキャンタージュすることで真価を発揮します。

カベルネ・ソーヴィニヨン 43%、メルロー 36.5%、 カベルネ・フラン 19.5%、ブティ・ヴェルド 1%
評価:94/100 (Wine Enthusiast)

⑤シャトー・ベルグラーヴ 2022  
Château Belgrave 2022

<辛口/仏オーメドック>

メドック格付け第5級。 その名は「Belles Graves(美しい砂利)」に由来し、 テロワールの素晴らしさを強調しています。 ラベルや歴史に見られるフェレットのモチーフは、 ルイ15世時代ここが狩猟小屋だった名残です。 2022年はカ強さと、 ベルベットのような洗練されたタンニンが同居しています。 濃密な紫。 エレガントでフィニッシュには華やかなフローラルさが残ります。

カベルネ・ソーヴィニヨン 64%、メルロー36%
評価:93/100 (Falstaff)

⑥シャトールデンヌ 1996
Château Loudenne 1996  
<辛口/仏メドック>

ジロンド河の反射による気温調機能が、 長期熱成に適した理想的なブドウを育みます。 1996年はカベルネにとって伝説的ヴィンテージ。 約30年の時を経て、今がまさに飲み頃のヴィンテージ。 熟成進む程、ボルドーの熱成ワインらしい クラシックで奥行きのある複雑味が楽しめます。

カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、 カベルネ・フラン、ブティ・ヴェルド、マルべック
評価:87/100 (Wine Spectator)    

コース料理メニューのご紹介

◎生ハムと若桃のサブレ

◎タラバガニと春野菜のマリネ
 アーモンド風味のエスプーマ

◎カサゴ、帆立貝、紋甲イカのブイヤベース

◎蝦夷鹿ロースの炭焼き

◎苺を練りこんだガトーフロマージュと
 苺のソルベ/コーヒー